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お知らせ

マリから、初モノのシアバター情報!(その1)

2015/01/06

昨年末の大晦日の前日、マリから電話をもらいました。

かけて来てくれたのは、昨年3月、シアバターの原産国であるマリに視察に行った時、製造状況の確認のために訪れたバンクマナという村の生産者。

女性達が作るシアバターの生産計画や出荷計算等を管理する、男性職員のドラメからでした。

 

「オーガニックの種が手に入ったよ!

これからマリの女性達と、シアバターを作る準備に入るからね!」

 

このニュースは、2014年の締めとして、とっても有難いギフトでした。

というのも、実は、シアバターの原料となるシアバターの木の実が、何と昨年は大不作に見舞われ、原料の種も手に入らないかもれしないという状況だったからなのです。

 

通常シアバターの木が実を付けるのは、地域によっても異なりますが、マリでは7月頃から9月頃までなので、この期間が収穫の時期となります。

実の中の種の、さらにその中にある「仁」という部分がシアバターの原料となるのですが、種を覆うその果実はとっても甘く、マリ人の中には「シアバターの実が一番美味しい!」と言う人もいる程、味が良いそうなのです。

そして、人間だけではなく羊やヤギの家畜、動物達もシアバターの実が好物なので、収穫の時季は、女性達は夜明け前、人間も動物も寝ているまだ暗いうちから、ヘッドライトを付けて実を集めに出かけます。

更に、完熟して木から落ちた実が、より質の良いシアバターとなるため、女性達は暗闇の中、一つ一つ実を手で拾う必要があるので、収穫の作業は中々の重労働なのだそうです。

 

実の収穫後は、中から種を取り出し、しばらく寝かせます。収穫期の7〜9月はマリでは雨季。丁度、農作業の時季にあたり、女性達は夫の畑仕事を手伝う必要があるので、シアバターの作業はしばらくお休みします。そして、11,12月の、種がよく熟成されて農作業も落ち着く頃に、シアバター作りが始まり、翌年の3月末頃までその作業が続きます。

 

昨年3月のマリ渡航の目的は、シアバターの製造工程視察のためだったので、収穫には立ち会えなかったのですが、やはり原料を集める所から見ておく必要があると思い、もう一度、8月の収穫時期に合わせてマリに行く計画をたてていました。

 

しかし、7月の時点で、渡航の準備をしようと現地に連絡すると、

 

「今年はシアバターの木に全く実が付かないから、マリに来ても収穫の様子は見ることができない。オーガニックの原料に関しては、今年は全く採れないよ。」

 

と予想外の返事が帰ってきました。

電話口で、事態がつかめず動揺している私に、

「こればかりは神様の決めることだからしょうがない」と、生産者からなぐさめてもらう始末。。。

それもそうか、、、と、私の気持ちがそれで落ち着いた?としても??マリ渡航の計画が飛ぶ、どころの話ではありません。

原料が手に入らないのならば、2015年のシアバターの製造もできないし、となるともちろん、この年は販売する商品もなくなり、事業を一時ストップしなくてはならないことになってしまいます。

 

事業開始時のコンセプトとして、商品として販売するものは、できるだけ自然の恩恵をそのままの形で皆様にお届けしたいという気持ちがありました。

しかしそれは、勝手な自分の都合にしか過ぎず、事業半年目にして、天然の産物を商品として取り扱う難しさを学ぶ機会に直面しました。

 

そして昨年の夏は、マリに渡航する代わりに、日本でマリの情報を集めながら解決策を講じる期間となりました。。。

(「マリから、初モノのシアバター情報!(その2)」へ続く)

バンクマナ木の下カリテ木

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